千葉県から遠征してきたガールスカウト達。
園内のネイチャートレイルを歩いたり、野外調理に勤しんだりと、
日中に行う自分たちの活動の、プラスαとして、
ナイトプログラムとおはようウォークの申込をいただきました。
ナイトプログラムでは、まずは五感を意識してもらう体験として
絵本「モチモチの木」に載る、モチモチの木の実探しを実施。
ゲーム感覚で楽しめるよう、ヒントを出したり
段々と探しものの難易度をあげていった事で、
子ども達はだんだんと暗さに慣れ、探しものを楽しんだり
夜に動く昆虫など、様々な生きものを見つけるようになりました。
最初は夜の森を怖がっていた子ども達もいたものの、
最終的には全員で、明かりのない森の中で
ゆったりとした時間を過ごす事ができました。
外灯のある道路に戻ってきたとたん、
「いつもの明かりってまぶしいんだね」と光を遮る子もいたり。
翌日のおはようウォークでは、
昨日出かけた夜の森とは全く違う、明るい森の中で実施。
昨日自分たちが見つけた木の実を食べるリスを中心に、
森の生きもののごちそう探しを行いました。
リスやシカ、イノシシなどの動物の食べた痕だけでなく、
沢からの風が気持ちよく通り抜ける場所などを見つけたりなど
自分の感覚を使って、朝の森を楽しむ様子が見られました。
夜と朝、それぞれの森をじっくり楽しんだ二日間。
山ふるの森で手に入れた、普段の生活では忘れがちなこの感覚を
これからのガールスカウトの活動や日常の中で
役立ててもらえたら、とても嬉しく思います。